音楽と猫

自分用覚書

大事だと思ったところまとめ

「……昨日本当に俺、思ったんですけど、普通レコーディングが終わると、解放感があるんですよ。でもそれはアマチュアだなと思った。今ツアーもあるし、この30周年をなんとか成功させなきゃっていう気持ちがあるから、まったく解放感がないんだよ。50にして、ようやくプロフェッショナルの『はい、ひとつ終わり、じゃあ次行こう』って−−自分ですごいプロっぽいなと思った。」

-ROCK'IN ON JAPAN 2017年8月号

 

 「うーん…………………………相性の問題もあると思うんだけど、自分のことしかわからないから、僕はよく人をシラけさせるんですよ。それはなんでなのかな?と思ってたんですけど………まぁ思いやりがないっていう言い方もできるんだけどさ(笑)、やっぱり僕は他人が何を言っているのかさっぱりわからないんです。で、未だにそれはわかんないんです。<中略>空気を読む/読まないっていう話で言うなら、明らかに僕はまったく空気を読まないタイプだと思うんですけど、でも、昔は空気を読む/読まないっていう意味もわからなかったのが、今はその意味はわかるようになった。」

- MUSICA 2017年7月号

 

「僕、インターネットってやってないんです。っていうか、アレ、見なくていいと思うなぁ。本が好きでね。なんか紙のほうが安心する。情報もネットじゃなくてこういう雑誌とか新聞からなんです。<中略>散歩でもしたほうがいいぜ、空が綺麗だぜ、みたいな感じがしますね」

- relations 2012年12月号

 

「何かすごいことをやり遂げた人とか、そういうので肯定するんじゃなくて、生きてることそのものから、生きてること自体を肯定できた。だからファンの人のことももちろん信じてはいたんだけども、より信じられるっていうか。ファンの人に限らないんだけれども、自分も含めて生きてる人、生きてるっていうことを、自分がロック歌手でミュージシャンで音にできた、言葉にできたこのアルバムはすごく大事なものになりました」

- bridge 2012年8月号

 

日常は苦しいんだよ。苦しいし、やってらんない感じもある。でもそこからは誰も逃げられないし、そこに宇宙があるわけ。

- 音楽と人 2011年12月号

  

ーー後悔もありますか。
「いや、もういくらでもあるでしょう。同じことの繰り返しのような感じもするし。でもなんかやっぱり<この指にとまれ>じゃないけど、楽しいことも悲しいこともいっぱいある中で、生きてる実感を持ちたいじゃないですか。それはひとりじゃ絶対持てないんですよ。誰かと何かを共有していかないと、そして一生懸命やんないとさ……」

- 音楽と人 2010年6月号

  

「やっぱり、こういう、自分が何かを“できない”とか、なりたい自分になれないという悩みってのは、縄文時代から、『ガストロンジャー』じゃないですけど、大きくは変わってないと思っていて、そんななかで自分の“活路”を見つけることが大切だと思うわけです。僕は『歌係』に特化するっていうこと、『音楽係』になるということに、活路を見出した…。“歯車”って僕は思ってます。ま、誤解を招く言い方ですが、歯車になればなるほど人は幸せになる、幸せの度合いがおっきいような気がいたしますね。“歯車”ぶりを肯定できれば幸せになる。まあ、なかなか肯定できないから悩むんですが。誤解を招く表現なんで、すいませんけど」

-エレファントカシマシ宮本浩次ロングインタビュー 2009年3月

 

「もちろんその曲の、本当に個人的な曲の部分においてはねえ、やっぱり自分で作ってるっていうのはあるけれども、ただ最終的に曲っていうのは聴く人の思い込みの部分にどこまで浸透していけるかっていう部分がありますからねえ。これはやっぱり人に左右されます、今だろうが明日だろうが、もう未来だろうがいつまでもぼくは人に左右されて生きていくと思いますけどね。」

- Cut 1998年12月号

 

「あのさ、何か遅いみたい、物事に気づくのが。いちいち実感しないとダメなんですね。だからやっとこういうこともやっていいって7枚目にして気づいた。小学生の頃からそうですよ。国語のテストでも僕は書いてある文章全部読んでたんですけど、どうやら普通は問題のとこだけ読むようで。だから僕だけいつも遅いですよ(笑)。」

- 「東京の空」インタビュー