音楽と猫

自分用覚書

ノンフィクションW

ホント、WOWOWに入って良かった…

ドーンというより何だかズシーンとくるというか。1時間の番組なのに2時間くらい見た気持ち。予告編見て想像してた雰囲気と違ってました。自分でも神経質とかピリピリしちゃうとか言ってましたけど(それがなければ僕はいい奴だと思うんだけどな、とも)、あれは近寄れないですね。インタビュアーの人が結構不躾とも言える質問をするのでハラハラしました(笑) ラジオやインタビューで知っていたオハラブレイクの「はじめての僕デス」や、郡山の紅白の下りが見れてうれしかった。野音の外聴きってあんなに人がいるんだとびっくり。

雑誌のインタビューを見てると、紅白出場決定前・後で宮本さんの気持ちが大分変わってるような気がしていたんですが、今回の番組でも改めてそう感じました。本当にうれしかったんだな。

好きな漫画にこういう台詞があります。
 

「人って『自分を認めてくれる人がいるか』で全然違うと思う…」


一方で、『闇金ウシジマくん』 にはこんな言葉も。

「人の評価で心を満たそうとする人間は…… 一瞬しか幸せになれない。」

 
「世界屈指の才能」って雑誌でも言っていたけど、あんな真剣な顔で言ってたんだなぁ。個人的にはあそこが一番狂気感じたし、この人は孤独だろうなとも思いました。その一方で紅白歌合戦出場やツアーのソールドアウトに大喜びするギャップが不思議です。厳しいリハーサルやった後で、「歌が一番下手、迷惑かけないようにしなきゃ」と言ったり。「世界屈指の才能」がどういうものなのか、私にはわからないけど、今、ビートルズよりもトム・ヨークよりもエレファントカシマシの方が好きなんだから、そうとも言えるのかな?でも過去のインタビューで言ってた「俺はただのおじさんだ」って言葉は忘れられないです。どちらも本当の気持ちで、いつも揺らいでる中心に自分の才能を信じる気持ちが強くある人なのかなぁ。

バンドのメンバーの関係性は、音楽と人の全員インタビュー読んで、かなり驚いたというか異様だなっていう感想を抱いてましたけど、映像で見て少し納得できたような気がします。でもリハーサルの時の宮本浩次は、『扉の向こう』の頃より若干柔らかくなったように見えました。みんな、あの笑顔のためにやってんだろうなぁ。間違えて落ち込んでるトミさん少し可愛かったし、『今を歌え』やった後のみんなの表情が良かった。

日本生まれの夢見る男、どこまでも高く飛んでほしい。