好きな歌詞
誇れるモノが今は無くってもいい
ココロに水を少しかけてやればいい
胸の奥にある古キズに少しだけ
なぜだろう? 涙がこぼれる-さよならパーティー
いい気になったり 落ち込んだりして 陽がしづみまた陽が昇る
「今の自分を信じてみなよ」-流れ星のやうな人生
町の星空に孤独な誓いをたてるだろう
俺がヒーローさ
いつだってオレが-真夜中のヒーロー
PAO 87
初めての会報が届いた!うれしい〜
立派な会報。年に4回も届くなんて幸せだなぁ。
座談会面白かった(笑)ルームサービスのハヤシライスに感動しすぎだし。ちょいちょい入る冨永さんの「(笑)」が好き。
手書きのメッセージ、何だか本当にファンへの愛情を感じる。ファンになるの遅すぎたけど、これから新譜を聴くのもライブに行くのも会報が届くのを待つのも、何もかも楽しみです。
個人的ベスト3(シングル)
1位 今宵の月のように
この曲がテレビで流れていた頃、私は小学生でした。母親に「エレファントカシマシってどういう意味?」と尋ねて「姦しいっていう言葉があるのよ。まぁ、言うなら…ものすごくやかましいみたいな意味なのかしらね」という答えが返ってきたのを覚えてます。「今宵」という言葉を知ったのもこの歌だった気がします。当時からすごく好きな曲で、大人になってからもこの曲のためにシングルベストを借りてたまに聴いてました。
でも、歌詞の意味が実感としてわかったのは社会人になってしばらくしてからなんです。この曲が売れたのって、歌い出しの"くーだらねえと"でグッと曲の世界に引き込む宮本さんの歌声の力とあたたかく力強いメロディの他に、聴いた人が自分の歌にできるっていう魅力があるからなんでしょうね。思うようにいかない毎日の中、一人帰る夜道で涙を流したり、月を見上げて希望を抱いて「またがんばろう」と静かに決意することって誰にでもあることだと思うんですけど、そういう日々の中にある、一人一人が胸に抱いてる想いに寄り添っている歌なんだなと。誰にでもわかる言葉で、誰もが知っている景色と感情を重ねた歌詞が素晴らしい。エレファントカシマシの曲は良い曲たくさんあるけど、やっぱり一際輝いている名曲だと思います。
CDのジャケットも好きです。なぜか夏の時期の歌なのに冬のイメージがあるんですが、ジャケットも冬っぽいですよね。
2位 普通の日々
この曲は、高校生のときにミュージックステーションで聴いたのをすごくよく覚えてて。「普通の日々」っていう曲名が新鮮で印象に残ってました。良い歌だなぁ、誠実に楽曲作りをしている人達なんだな、と思いましたし、エレファントカシマシは本当に音楽が好きな人たちが根強くファンとして応援しているバンドなんだろうなと認識してました。今振り返ると何でそう思ったのかわからないんですけど、歌う姿に「誠実さ」を感じたんですよねぇ…
歌詞の意味は、当時の私には少し難しかったんですけど、高校生なりに「この人はこうやって華やかな人たちと並んでテレビに出ているけど、私が立ってる地面と地続きの世界に生きてるんだな」と感じたし(普段着みたいな服装も印象に残ってたようです)、歌についても市井の人の日常を肯定しているという感想を抱きました。(←今聴いてみると、ロック歌手が主人公なんですけどね。でも間違ってないと思います)
紅白の後、YouTubeを漁ってたら動画があったので見まして、トークはまったく覚えてなかったですけど、歌唱シーンの青い照明とか記憶通りで感動しました。でも、記憶の中ではもっと力強い歌だったのに、今聴くととても静かで繊細な歌だったことに驚きました。かなしい気持ちとあたたかい気持ちが同時に湧いてくる不思議な歌です。宮本さんの歌声も、今より儚げで少し頼りなくてすごく優しくて、歌う表情もどこか憂いがあり…これがまた魅力的で…たまらない(笑)高校生のときは大人だと思って見てますから、そういった部分を感じ取れなかったんですね。この頃のインタビューを読むと、音楽の方向性を探っていた時期で色々迷いながら進んでいたのかなと思いました。
「ライフ」はエレファントカシマシの作品の中では少し浮いているようにも感じるのですが、個人的にはとても好きなアルバムです。「普通の日々」は寝る前に聴きたくなる大好きな曲です。「俺たちの明日」に歌詞が見開きで載っているのを見て、部屋に飾りたいくらい素晴らしい歌詞だと思いました。
3位 風と共に
(その内、書けたら書く)
エレファントカシマシ×SMAP
Youtubeで、エレファントカシマシとSMAPが「真夜中のヒーロー」(大好き)と「はだかの王様」を歌っている映像を見ました。なんかね、すごいシュールでじわじわと面白かったんです…宮本さんも楽しんでるのかどうなのかわからない顔ずっとしてまして。象出てくるし。SMAPには「孤独な太陽」を音域が合わないという理由で断られたって話ですけど、「真夜中のヒーロー」の方がSMAPっぽい気がする。宮本さんだけで歌う「はだかの王様」も聴いてみたかったな(笑)
でも改めて、宮本浩次の格好良さって色褪せない格好良さだと思いました。曲だけじゃなくてその佇まいが、なんか時代に左右されるものじゃなくて、ただいつのときも「宮本浩次」だなっていう。何言ってるかわかんないですけど。ほんとうの格好良さっていうか。好きです。
トリビュート
トリビュートアルバムがまた出るんですね。第3弾ってのもすごい。さすがミュージシャンズミュージシャン。クリープハイプ楽しみだなー
第1弾と第2弾はまだ全部は聴けてないけど、怒髪天の「男餓鬼道空っ風」とTHE BACK HORNの「悲しみの果て」が好きです。「男餓鬼道〜」は怒髪天がカバーするならこれしかないって感じ(笑)
トリビュートアルバムといえば、高校生の頃に買ったスピッツのトリビュートが好きです。最近だと松本隆のもかなり良かった。
松本隆 作詞活動四十五周年トリビュート 「風街であひませう」(通常盤)
- アーティスト: VARIOUS ARTISTS,安藤裕子,小山田壮平&イエロートレイン,草野マサムネ,クラムボン,斉藤和義,手嶌葵,中納良恵(EGO-WRAPPIN’),ハナレグミ,やくしまるえつこ,YUKI,細野晴臣
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2015/06/24
- メディア: CD
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女性についての発言
「俺、"おかみさん"って今聴くと泣けてきてさあ。《2100年空中散歩》って、いいなあと思って。それ、女の人のことを心から礼賛してる歌なんだけど、そんな歌が歌えて嬉しいよ。女の人って素敵だなって、ようやく思えるようになったんだよね。前は女性軽視だったと思うんだよね、俺。(中略)女の人って素敵だなって思った。女の人って、すごいなと思っちゃうんだよね。知識も広いしさ。男の人だと、特化された深い知識はあるんだけど、でも視野が狭かったり。女の人って、凄まじく幅広いんですよ、ものの見方の角度が。っていうことを知ったんだよね。びっくりしちゃってさあ」
-ROCK'IN ON JAPAN 2009年6月号
阿川 他の方はみんな結婚なさってますけど、宮本さんは?
宮本 いくらミュージシャンとはいえ、社会的信用という部分では必要だろうと、ここ二、三年、おぼろげながら考えてますけど……。
阿川 恋のお噂もありますが。
宮本 (うつむいて髪を掻きむしって)音楽に関しての質問なら、誹謗中傷から賛辞から、僕はあらゆるものを受け入れる用意がありますよ。黙殺されるより、「テメーの曲、ダセーな」とでも、言われるだけ得した気分になっちゃうんだから。またそれを音楽で取り返すことができる。音楽って僕のテリトリーだから。だけど、それ以外の、僕が責任持てない範囲のことは、中途半端に言うことは難しいんです。-『阿川佐和子のガハハのハ―この人に会いたい〈3〉』2003.6.1発行